クリスマスになるといつも思い出すお話
こんにちは! Fumieです。
クリスマスや年末の準備で気忙しい毎日ですが、やっぱりこの季節はワクワクします。
いくつになってもね。
数日前から生徒様へのささやかなプレゼントを制作中。
一人ひとりのお顔を思い浮かべながら、この方にはこの色がいいかしら、と石を選んでピンキーリングを作っています。

下手っぴだけど、作ったリングを、毎年恒例のプレゼントの靴下に入れてお渡ししようと思っています。
クリスマスが近づくと、いつも思い出すお話があります。
20年も前のこと、ある短期大学で英語を勉強していました。
40歳を過ぎてからの手習いです。
そこで講師と知り合い、今に至るのですが長いお話は省略して、
オーストラリアからやって来た、面白くてフレンドリーな先生のクラスを受けていました。
時々、授業中に先生の携帯がなるのですよ。
「うわっ、僕の奥さんからや!買い物のリクエストや、きっと。」
もちろん電話には出ず、慌てて電源切っていましたが。
奥さんとの会話、聞きたかったなあ。
この先生がクラスの学生に聞きました。
「クリスマスの時期になると減るものがあるんだ。
何だと思う?」
クリスマスの時期になると減るもの……何だろう?
「それはね、犯罪」
「感謝の気持が、この時期になると高まるからなんだ」
感謝の気持が高まると心が満たされ、自分を謙虚に振り返り、衝動的な行動に走らなくなるのだそうです。
それに、誰かから感謝されると、それだけでめっちゃ幸せな気分になりますよね。
自分も満たされ、相手も幸せにする感謝の気持ち。
それが多くの国々でこの時期やり取りされるのだから、この季節はテンション上がります。
授業でなにを勉強したのか、すっかり忘れてしまいましたが、このお話だけは覚えています。
でも、ちょっと調べてみました。
シカゴの犯罪に関する統計がありました。
なんでもStatwingとかいう分析ツールを使ったものだそうで、「犯罪の起こりやすい時間傾向」が挙げられています。
全犯罪の年間パターンのグラフを見ると、毎月、月末月初にピッコ~ンと件数が増えています。
でも、ある月のある時期だけ、明らかに減っています。
年間で一番低い。
そう、それが12月25日前後、
「メリークリスマス!」の一言を家族や友人に伝えたくて、家路へ急ぐ人々の姿が、
この統計グラフの向こうに見えたような気がしました。
